アクセンクトウ
以前アナウンスレッスンを受けて下さった方の印象的な言葉をご紹介
^^
「レッスンを受けて、初めて世の中にアクセント辞典というものがあることを知った。言葉一つ一つにアクセントがあるなんて意識したことがなかった。」
私もレッスンを受け始めた頃の感覚を思い出しました。
標準語の正しいアクセントを知るともう何を読むにも喋るにも全部間違っているんじゃないかという感覚に襲われました(笑)
正しいアクセントは、調べては読む調べては読むを繰り返して何年もかけて習得します。(今でも調べますよ!)
さらには単語のアクセントを知っても、
助詞がついた時のアクセントまでも覚えなくてはいけないんです。それを知った時の衝撃といったら。
(例えば「靴に砂が入る」砂のアクセントは誰でもわかると思いますが、「砂が」の「が」は下がると思いますか?砂と同じ高さだと思いますか?)
こういう一つ一つの経験が積み重なってやっと体に染みつくのです。
前述のレッスン生の方は正直とっても時間がかかりましたが、一生懸命苦手な言葉をノートに書き溜めて習得されていました。
地方に住んでいて地方の方言を話すメリットは人との関わり合いの中でたくさんありますが、
正しいアクセントを知り、
場に応じて使い分けられることは、
例えば子どもへの読み聞かせや大事なプレゼン、自身の言葉に注目が集まる発表の場などではとても有意義です。
では、お遊び程度に^^
気楽な気持ちでササっと以下の動詞名詞を声に出して読んでみてください。
どうぞ!
遊ぶ
洗う
言う
入れる
歌う
売る
踊る
終わる
買う
貸す
借りる
枯れる
変わる
聴く
着る
負ける
咲く
触る
座る
捨てる
使う
続ける
泣く
習う
並ぶ
鳴る
寝る
乗る
笑う
梨
りんご
肉
豆腐
栗
犬
くま
丸
四角
くし
かがみ
鍵
薬
絵の具
紙
はさみ
あたま
みみ
あし
しっぽ
星
光
曇り
雪
読めましたか?
これらの言葉は、
私が住む富山県では
ほとんど一文字目を高く読むことが多いのです。(あるいは三文字の言葉では二文字目を高く。)
「あ そ ぶ」は「そ」が高くて「ぶ」を下げます。
「い ぬ」は「い」が高くて「ぬ」が下がることが多いです。
どうでしたか?一文字目、二文字目を高く読んだ言葉に印を付けてみて下さい。
実はこれらの言葉、、全て!
アクセントの正解は、平板です。
ここに書いてある言葉全てです、そう全部!
(標準語の方にとってみるとこれらを平板に読まないって逆に衝撃ですね(^-^;)
平板とは、「あ そ ぶ」全部の音が同じ高さです。もう一度読んでみて下さいね、全て平板アクセントで^^
某こども教育番組で
「〇〇ちゃんあ〜そ〜ぼ〜」のアクセントが平板だった時衝撃でした(笑)
また、幼稚園や保育園などお子様相手の場所では「おともだち」「みんな」「つぎは」「そしたら」あたりがとても独特です。「と」「み」「つ」「そ」にアクセントがつきます、正しくはないのですが、お子さま現場ではお馴染みの、可愛い富山アクセント(?)です。
言葉、アクセントって面白いですね!奥深いですよ〜。ではではまた。
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